『ガヴリールドロップアウト』とは…
『ガヴリールドロップアウト』とは…
■天界にある「天使学校」を首席で卒業したガヴリールは修行のため人間界に降り、高校に通うこととなった。
「立派な天使になって人間達を幸せに導く」と誓った彼女だが。
■……が、人間界に馴染みすぎて学校サボりまくりのネトゲ三昧、自堕落生活な下界の様々な楽しみを知ってしまい、
いつしか「ドロップアウト」して怠惰な駄目天使、略して「駄天使」と化し自堕落な生活を送るようになってしまっていた。
面倒見のいい悪魔ヴィネットと自信家アホ悪魔サターニャ、
一見善良だが実はドSなもめごと大好き天使ラフィエルなど、
愉快な天使&悪魔たちと人間界を満喫する。
すべての人類を幸せにする目標はどこへやら。
娯楽を満喫し続けると誓うのであった――。
駄天使と化したガヴリールが贈るスクールコメディ!?
登場人物紹介
■天真=ガヴリール=ホワイト(てんま=ガヴリール=ホワイト)- 富田美憂
通称「ガヴリール」。略称「ガヴ」。
天使学校時代から下界に降りてネトゲにはまるまでは、品行方正で金髪碧眼のサラサラのロングヘアーが似合う美少女だった。
天使学校を首席で卒業し下界での修行に旅立ち、静岡県浜松市をモデルとする街に住み始めるが、ネトゲにハマるなどぐうたらな暮らしを送るようになり「駄天使」となってしまう。
髪の毛は普段手入れをせずボサボサで、アパートではいつもジャージを着ている。
ゲームの課金のしすぎでお金が足りなくなったという理由で「エンジェル珈琲」という喫茶店で週に1回アルバイトしているが、あまりやる気がない。
姉と妹がおり、妹はガヴリールとは全くの正反対で純真無垢な性格をしている。
さすがの彼女も妹は大事に思っており、堕落しきった体を酷使して妹の無茶ぶりに答えてあげていた。
■月乃瀬=ヴィネット=エイプリル(つきのせ=ヴィネット=エイプリル)- 大西沙織
通称「ヴィーネ」。下界に来た頃、マンションが分からず迷っていたところ、ガヴリールに案内してもらい友達となった悪魔。
チャッピーという、超大型のイフリートを飼っている。
出会いから徐々に堕落していくガヴリールを見て、自分の力ではどうにもならないものもある事を悟ったらしい。
真面目で困っている人を見ると助けてしまうなど一般的イメージの悪魔からはほど遠い性格で、ガヴリールの世話も積極的に行っている。
悪魔らしくない、という事は彼女自身もよく理解しており、わざと悪い事をしようと意気込むが、セーターのボタンを止めなかったり、ガヴリールのシャーペンの芯を出しっぱなしにする、などという事しかできなかった。
クリスマスやハロウィンなどの下界での行事を存分に楽しんでいるご様子。
ゴキブリが大の苦手。
■胡桃沢=サタニキア=マクドウェル(くるみざわ=サタニキア=マクドウェル)- 大空直美
通称「サターニャ」。
ガヴリールを勝手にライバル視している根拠ゼロの自信家の悪魔。
アレキサンダーという、小型のドラゴンをペットとして飼っている。
人間は下等な生き物、悪魔的な行為、という理由で宿題をやってこなかったりと、少しずれている所がある。
クラスでは昼食を一緒に食べる友達がおらず、一人飯をしていた。
極度の味音痴で、調理実習の際にガヴリール、ヴィーネと失敗した異様な見た目の物を美味しいと食べたり、食べたらその日は眠れなくなると言われる激辛からしシュークリームを平気で食べる。
悪魔通販の立派なカモであり、毎度のようにぼったくり商品を買わされている。
乗せられやすい性格をしており、ラフィエルを弟子にしたつもりが、逆にパシリにされたりする。
ガヴリール曰く、体はとても丈夫らしい。
実家は「胡桃沢洋菓子店」という店で、父、母、共にトマトジュースを人間の生き血と言うなど、雰囲気を大切にする家族。
■白羽=ラフィエル=エインズワース(しらは=ラフィエル=エインズワース)- 花澤香菜
通称「ラフィエル」。略称「ラフィ」。4人の中で一番背が高く、バスト89の巨乳の持ち主。後ろ髪に大きな赤いリボンを結んでいる。
天使学校でガヴリールに次ぐ次席で卒業した天使だが、トラブルや揉めごとが好きなサディスト。
道端でサターニャが犬とメロンパンを取り合っていたところを偶然目撃し、それ以来彼女を「おもしろい玩具」になると確信し、よくいじったり付きまとったりしている。
ガヴリールの堕落の原因はサターニャの仕業だと彼女に執心しているタプリスに嘘の情報を流したりと、ことごとくサターニャをいじっている。
勉強やスポーツ等は人並み以上にこなす事ができ、ガヴリールとは違い下界の学校でも優秀な生徒。
休日は映画をよく鑑賞し、日本語音声で、音声と字幕の違いを見るのが面白いらしい。
彼女の実家もガヴリールと同等何もなく、あまりの暇さにスクワットでもしようとしてしまうほどである。
■千咲=タプリス=シュガーベル(ちさき=タプリス=シュガーベル)- 水瀬いのり
通称「タプリス」。略称「タプ」。ガヴリールの後輩の天使で、彼女を慕っている。とても真面目な性格で純情。
信号機の赤は「止まれ」、道路は右側通行、水曜日はポイント5倍、犬のふんは持ち帰る、といった事など、下界の知識を積極的に吸収しようと頑張っている。
ガヴリールの為にパソコンの知識を覚えようとするものの、間違えてプログラミング言語であるC言語とJavaを覚えてしまった。
天界で優秀な生徒だったガヴリールが堕ちてしまったのは悪魔のせいだと信じ切っているご様子。根源(と思っている)サターニャに宣戦布告し、何故かババ抜きをする事となる。
善戦をするが、サターニャの姑息なズルに加え、ポーカーフェイスが出来ないため、負けてしまう。
■マスター- 梅津秀行
ガヴリールを外人と思っており、言葉の壁などを見越してかやる気のない奇想天外な接客を褒めたり、ヴィーネの悪い事をしたい願望に対して勘違いはしつつも親身になって相談に乗るなど、温和な性格。
商社時代にブラジルで出会ったコーヒー豆からコーヒー好きになり、それがこうじてこの店を開店した。
自分が思う最高のコーヒーを20年追求し続けた自慢のブレンドコーヒーは残念ながらガヴリールには分かってもらえなかった。
実は昔はブイブイ言わせてたらしく、「永久不滅の仏顔」とは彼の事らしい。